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ホームヘルパー新資格制度概要



ホームヘルパー研修課程がなくなり、介護職員初任者研修が創設されます。
介護職員基礎研修も実務者研修が施行されるとなくなります。
ホームヘルパー資格だけでなく、介護福祉士の受験資格の変更や介護福祉士国家試験の必須化など、資格制度が変更される予定です。

また、介護人材のモチベーションを高め、質の向上をはかる上で、これからは2つの方法で介護人材に対する評価を行おうとする動きがありますす。

厚労省が進める研修課程修了者及び国家資格取得者は、「介護に関する知識レベル」を認定するものとして位置付けられ、内閣府が進める「キャリア段位制度」は「知識レベル」+「実践的スキル」により能力をレベル1〜7までに分類し、介護人材を総合的に評価しようとする動きです。

このページでは、知識レベルの評価にあたるホームヘルパーおよび介護職員基礎研修に相当する資格の新制度について説明します。
                 
キャリア段位制度については、2012年6月11日の内閣府が開いた「府省庁版事業仕分け」で再検討ということになりましたが、廃止される可能性が高くなりました。
介護の道に進むひと達の立場からすると頻繁に変わる資格制度に翻弄されることになり、国はモチベーションを高めるという旗を掲げながら、相反する動きをしていると批判されてもやむを得ない状況が続いています。

ホームヘルパー資格制度の変更内容
ホームヘルパー3級およびこれからも存続すると見られていたホームヘルパー2級研修課程は、平成25年3月でなくなり、「介護職員初任者研修」に一元化されます。
訪問介護、在宅、施設を問わず、介護の仕事に就きたいひとが対象になります。
ホームヘルパー1級研修課程は平成24年度中に介護職員基礎研修に統合され、延期された
「実務者研修」が施行されると介護職員基礎研修もなくなります。

既にホームヘルパー1級と2級修了者および介護職員基礎研修修了者は、「介護職員初任者研修」の修了者とみなされます。
「実務者研修」が施行されると、それぞれの研修修了者は修了した科目を実務者研修の科目に読み替えることができ、不足する科目を受講することにより実務者研修修了者となることができます。
また、実務者研修は、介護福祉士の受験資格のひとつとして平成27年度(平成28年1月)の介護福祉士国家試験から適用されます。

資格制度の方向性
今後の資格からみた介護人材キャリアパスは、次のように段階的にステップアップをはかり質の向上と介護の世界で働くモチベーションの維持・向上を図るとしています。
 
 初任者研修(仮称)修了者→ (実務者研修) → 介護福祉士 →認定介護福祉士(仮称)

【初任者研修】:
現行のホームヘルパー2級研修(130時間)に相当しますが、2級が主に在宅サービスを念頭に置いた内容で あるのに対して、初任者研修(130時間)は、在宅・施設を問わず、介護職として働く上で基本となる知識・技術を習得するための研修です。研修修了者は、指示を受けながら、介護業務を実践します。

研修を通して、試験が3回予定されています。
演習前の基礎知識を確認する筆記試験、介護技術演習における技術評価、研修終了後に全体を評価する筆記試験。
明記されていませんが、合格基準に達していなければ当然、研修修了者とは見做されないでしょう。

【実務者研修】:
幅広い利用者に対する基本的な介護提供能力を修得します。また、研修を通じて、今後の制度改正や新たな課題・技術・知見を自ら把握できる能力が身に付くことを期待しています。

介護職員基礎研修とホームヘルパー1級研修が実務者研修(450時間)にほぼ相当しています。介護職員基礎研修修了者は実務者研修450時間の内50時間受講することにより実務者研修修了者になります。ホームヘルパー1級は95時間です。
同様に2級修了者は320時間、3級修了者は420時間。

【介護福祉士】:
介護福祉士:利用者の状態像に応じた介護や他職種との連携等を行うための幅広い領域の知識・技術を修得し、的確な介護を実践します。
 
【認定介護福祉士(仮称)】:
資格取得後一定の実務経験を経て、幅広い知識・技術を身に付け、質の高い介護を行い、他の現場職員を指導できるレベルに達した介護福祉士を職能団体が主体となって認定します。
多様な生活障害をもつ利用者に質の高い介護の実践や、介護技術の指導や職種間連携のキーパーソンとなり、チームケアの質を改善する役割を期待します。


実務者研修(平成27年4月に延期)
実務者研修は、介護福祉士受験資格のひとつに予定されている実務者研修と同一です。
文部科学大臣及び厚生労働大臣の指定した学校又は厚生労働大臣の指定した養成施設において六カ月以上介護福祉士として必要な知識及び技能を修得するための研修です。

「社会福祉士及び介護福祉士法等の一部を改正する法律」(19年改正法)により、新たに
実務者研修の受講が平成24年から義務付けられたのですが、受講しやすい仕組みの構築等に一定の期間を要することから、その施行時期が3年延期され、平成27年4月1日とされました。
ただし、平成24年度以降に初めて介護等の業務に従事する者(介護福祉士試験の受験時に実務者研修の受講が義務付けられる者)が希望すれば、早期の段階から数年間かけて少ししずつ実務者研修を受講できるように各養成施設に要請しています。

介護職員初任者研修(平成25年4月〜)
       カリキュラム(案)
    科 目 名 (合計時間)
1.職務の理解 (6時間)
2.介護における尊厳の保持・自立支援 (9時間)
3.介護の基本 (6時間)
4.介護・福祉サービスの理解と医療の連携 (9時間)
5.介護におけるコミュニケーション技術  (6時間)
6.老化の理解 (6時間)
7.認知症の理解(6時間)
8.障害の理解 (3時間)
9.こころとからだのしくみと生活支援技術 (75時間)
10.振り返り (4時間)
       合 計          ( 130時間)


 

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